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ショスタコーヴィチの謎と仕掛け

『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』刊行記念 亀山郁夫×吉松隆 トークイベント

亀山郁夫×吉松隆
2018.06.15 FRI
19:00

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音楽に隠されたメッセージを読み解く
――ショスタコーヴィチの謎と仕掛け――

ロシア音楽史の中で最も激しい毀誉褒貶にさらされる作曲家、ドミトリー・ショスタコーヴィチ。
ロシア革命、大テロル、世界大戦、スターリン独裁など、激動の20世紀ソ連に生きたこの芸術家は、どのようにして歴史の悲劇を生きのびたのか? 
従来、ショスタコーヴィチは、国外に亡命した多くのソ連出身の作曲家とは異なり、体制寄りの作曲家と見られてきた。
しかし、ヴォルコフの『ショスタコーヴィチの証言』(1979)が出てからは、「自らが求める音楽と体制の要求する音楽との間で葛藤した悲劇の音楽家」というイメージに塗り替えられている。
亀山郁夫は、『磔のロシア』(2002)の「二枚舌とテロル――ショスタコーヴィチの闘い」という章で、スターリン権力による「形式主義」の批判を避けるためにショスタコーヴィチが用いた「音楽による二枚舌」について部分的に書いているが、今回上梓した『ショスタコーヴィチ――引き裂かれた栄光』(2018.03)では、作曲家の全生涯にわたるソ連体制との闘い、一人の作曲家としてのオリジナリティを確立するための苦闘について描いている。
ショスタコーヴィチの音楽の謎と仕掛け、他の音楽からの部分的引用による暗喩などについて、現代の日本を代表する作曲家・吉松隆はどう見るのか。
ロシア文学・アヴァンギャルド芸術の専門家・亀山郁夫と「現代音楽」の非音楽的傾向に異を唱える作曲家・吉松隆のガチンコ対決が、本の街・神保町を舞台にいま、始まる!

亀山郁夫(かめやま・いくお) 1949年生まれ。


東京外国語大学外国語学部ロシヤ語学科卒業。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。
東京外国語大学教授、同大学学長などを経て、現在、名古屋外国語大学学長。東京外国語大学名誉教授。

専門はロシア文学・ロシア文化論で、大学でドストエフスキー、大学院でロシア・アヴァンギャルド芸術を研究。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』の新訳は翻訳としては異例のヒット(全巻累計100万部以上)を記録し、毎日出版文化賞特別賞を受賞。
著書:『磔のロシア』(岩波書店,2002 大佛次郎賞)『ドストエフスキー 父殺しの文学』(上・下,日本放送出版協会,2004)『大審問官スターリン』(小学館,2006)『甦るフレーブニコフ』(平凡社ライブラリー,2009)『謎解き『悪霊』』(新潮選書,2012 読売文学賞研究・翻訳賞)ほか。
訳書:ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『白痴』(光文社古典新訳文庫)、ヘーントワ『驚くべきショスタコーヴィチ』(1997, 筑摩書房)、ヴォルコフ『ショスタコーヴィチとスターリン』(2018,慶應義塾大学出版会)ほか。



吉松隆(よしまつ・たかし) 1953年生まれ。


慶應義塾大学工学部中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。
1981年『朱鷺によせる哀歌』でデビュー。
以後、交響曲6曲協奏曲10曲を始めとするオーケストラ作品を中心に〈鳥のシリーズ〉などの室内楽作品、ピアノ曲、ギター作品、邦楽作品、舞台作品など数多くの作品を発表。
1998年から英国のChandosとレジデント・コンポーザーの契約を結び、全オーケストラ作品が録音・CD化される。
また、評論・エッセイなどの執筆活動のほかFM音楽番組の解説者やイラストレイターとしても活躍中。2009年映画太宰治原作「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」の作曲を根岸吉太郎監督の指名により手掛け、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。
2003年放映TVアニメ「アストロボーイ/鉄腕アトム」の音楽も担当、2012年放送NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽を担当し、サウンドトラックを日本コロムビアよりリリース。
2013年3月、還暦記念コンサート「鳥の響展」を東京オペラシティで開催、高評を得た。
著書:『図解クラシック音楽大事典』(学研,2015〔改版〕)『調性で読み解くクラシック』(ヤマハミュージックメディア,2014)『作曲は鳥のごとく』(春秋社,2013)ほか。
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